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墓じまいは、どこから何を始めればよいのか分からず、不安を感じる方も多いものです。
手続きや費用、遺骨の移動など、慎重に進めたいポイントがいくつもあります。
この記事では、墓じまい前に必ず確認しておきたい大切な事項を分かりやすく解説します。

■墓じまいの前に注意・確認すべきこと

1.親族・関係者との合意形成


墓じまいは後戻りが難しい大きな決断です。独断で進めると、後から親族間のトラブルになることもあります。ご先祖さまのお墓に関わることなので、事情や希望を丁寧に共有し、全員の理解と合意を得たうえで進めることが大切です。安心して手続きができるよう、事前の話し合いを欠かさず行いましょう。

2.改葬先の確保と受入証明書の確認


墓じまいでは、遺骨をどこへ移すかを事前に決めておく必要があります。改葬先には、永代供養墓・納骨堂・合祀墓・樹木葬・散骨以外の供養先などさまざまな選択肢があり、立地、費用、宗派、管理体制、将来の負担などを考慮して選ぶことが大切です。どの供養先を選ぶ場合でも、改葬手続きには「受入証明書」が欠かせません。見学や問い合わせを重ね、ご家族が長く安心して任せられる場所を選びましょう。

3.現在の墓地管理者への連絡と必要書類の取得


墓じまいをする際、現在の墓地管理者へ事情を説明し、契約解除の手続きやスケジュールの相談をする必要があります。同時に、改葬許可申請に必要な「埋葬証明書(収蔵証明書)」を発行してもらいます。これらが揃っていないと行政の申請ができません。お世話になった墓地管理者へ感謝と配慮を欠かさない事が、その後のスムーズな改葬につながります。

4.行政手続き(改葬許可申請)の確認


改葬には、現在の墓地所在の自治体で「改葬許可証」を取得しなければなりません。必要書類は自治体により細かな違いがあるため、事前に問い合わせすると安心です。改葬先の受入証明書、現墓地の埋葬証明書などの書類不備があると手続きが進まないため、早めの準備をおすすめします。

5.解体・撤去工事の条件確認と費用の把握


改葬許可証の発行後、お墓の解体・撤去工事や遺骨の取り出しを行います。仏教では閉眼供養(魂抜き)が必要になるため、僧侶の手配も忘れずに。また、工事費用は墓の大きさや立地条件で変動しますので、事前の見積もり確認が大切です。遺骨の一時保管場所の確保など、当日の流れも事前にチェックしておきましょう。